2014/03/07(Fri)12:12
昨晩3月6日の19時から「人権講演会」に行ってきました。主催は部落解放同盟広島県連合会加計支部、共催は部落解放安芸太田共闘会議、後援は安芸太田町です。町長、副町長も参加され、町長は来賓の挨拶をされました。講師は解放社会学研究所の所長、江嶋修作さんです。今年で連続12回目となりました。演題は、もう少し「かしこく」「やさしく」「たのしく」というものでした。①もっと賢く…ポイントは想像力。②もっと優しく…ポイントは相対化。③もっと楽しく…ポイントは自分のため。話を聞いていて、地域づくりにも当てはまるな~と思いました。地域においても他人との意見がぶつかり合うことが多くありますが、違う意見の人はなぜそう思うのか想像力を働かせて考えてみることはとても大切なことです。解ったつもりでは通用しない。他人の心を想像して、その心に寄り添うことが出来れば喧嘩にはならない。自分は絶対正しいと思っている人は他人の意見を尊重することはない。小さな自分の枠の中でしか判断できなくなっている。江嶋さん…「民主主義は多数決というが、本当の民主主義は少数の意見を徹底して聞くこと、理解すること、尊重すること」確かにそうですねー。多数決が全てでなく、少数派の方としっかりと話し合いをすることが大切です。今までの人権教育等は、誰かのためすることと勘違いされていたかも知れません。本当は全て自分のためであることを認識する必要があった。これは地域づくりでも同じことで、地域のため、隣の人のためでなく自分のためにしているという意識が必要です。江嶋さん…部落差別には根拠がない。根拠がないのに差別がある。差別される人の問題でなく、差別する人の問題である。差別はフラストレーションの内調整のメカニズム。差別する側こそ差別からの解放がされなくてはならない。とても明確な考え方です。年に一度の講演会ですが多くの皆さんにも聞いてほしいと思いました(*^。^*)PR
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