今日も研修に参加してきました。前半は写真を使ったワークショップのやり方について教えていただきました。後半は講師の先生の話をじっくり、うとうとと聴いていました。(決して寝てはいない)全体を通して感じたことは、何故いま地域づくりを当局や県が積極的に関わっていこうとしているのか、です。国も県も自治体も財政が厳しい中、いままでのやり方では行政運営できないと悟り、規制緩和の名のもとに民営化、指定管理者制度を導入して職員削減を加速させていく、というのが本旨のようです。地域づくりもその一環として捉えているようです。どうゆうことかと言うと、地域づくりと言う名で、地域を組織して職員がやっていた事務を地域に下ろしていく(地域をNPO化して指定管理で各種施設の管理を安く委託する)最終的には行政職員は企画的コーディネート主体の業務に変革させ、多くの事務を民間にまかせていくと言うことでしょうか。国も小さな政府といい、キャリア職員だけ残し国家公務員の数を減らし、県は道州制を見込み権限委譲で業務を市町に移管していく、市町は職員を減らし、業務を民間、地域に渡していく。
ただ単に地域づくりを推進していかなくてはいけない。・・・だけじゃあないことも考えておく必要があります。
いったいこの国はどこに行こうとしているのでしょう。(この町も)
職員は頑張っているのに首長が・・・。と言うことがあります。はたしてそうなのでしょうか。首長は住民が選択します。住民の意思です。そのことに反対はできません。しかし仕事は首長がするのではなく職員がするものです。組織やシステム、事務業務の見直し、各種計画等全てといっていいぐらい私たち職員が考え実施することができます。ただやらないだけかも知れません。システムを変えることが怖いのかもしれません。しかし永遠に続く組織も、システムもありません、時代の流れ、住民のニーズにより変わっていくことの方が自然であると思えます。
この町は・・・次の合併を待っているのか?それとも小さくてもいいから、人口に見合った財政規模の町として生きていくのか?今分岐点に立っているのかも知れません。
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