2009/02/19(Thu)23:28
今日夕方ある講演会に参加しました。
2003年3月の高須小事件をご存知でしょうか
高須小事件とは
2003年3月9日、尾道市高須小学校の慶徳校長が、高洲小学校内で自死をされた。慶徳校長は教員免許を持たないでも校長になれるように定められた学校教育法施行規則改正後、広島銀行から学校長に転職した民間人校長であった。
慶徳校長の自死は子どもたちにも計り知れない動揺を与えた。高須小の教職員は尾道市教育委員会を信じてマスコミの対応はまかせ、子どもたちや保護者への対応に奔走した。
しかし、自死から5日後の3月14日、広島県教育委員会は教育委員会会議で高須小は組合の組織率が高く、教職員との対立が自死の原因であるかのような発言を行った。そして、子どもたちとつながり、子どもたちの精神的ケアを続けていた教職員13人を4月の人事異動で一斉に高須小学校から異動させた。
4月11日、県教委は中間報告で「国家掲揚・国家斉唱に一部の教職員から異論が出ていた」と公表した。4月15日の県立学校長会議では常盤教育長が「教員との対立」が自死の原因であるかのような発言をするなど、校長の自死の責任を教職員に転嫁する発言が繰り返された。
5月9日、県教委と市教委の報告書が出されると、新聞には「教員との対立背景」「教職員はなぜ気づかぬ」「教職員の『いじめ』常態」などの言葉が一斉に並んだ。そして、高須小学校の教職員への嫌がらせや誹謗中傷、脅迫行為が頻発した。6月27日には広教組本部に銃弾が2発打ち込まれた。校長を支えきれなかった自責の念を胸に抱えながら、高須小学校の教職員は口をつぐまざるを得なかった。
県教委はこれ以後、高須小学校事件を口実に、教職員組合攻撃と教職員管理を強めていく。
これ以降、現職死亡するもの、病気休職者(そのうち精神疾患は6割を超える)、60歳定年を待たずに退職する教職員が増加する。
広島県教職員組合は7月、県教委・市教委のウソの報告書により、著しく名誉を毀損されたとして、広島地裁に両教委を訴えた。
2008年10月16日、広島高等裁判所の廣田聰裁判長は「高須小事件」について、県教委・市教委の報告書は広教組と高須小の教職員を代表して訴えた若井教諭の名誉を毀損しているとして、広教組と若井教諭に賠償金を支払うように命じた。
高裁判決は、慶徳元校長の自死はうつ病に起因するものであり、これは就任直後からの長時間残業や休日出勤を余儀なくされた勤務実態、市教委に対し病気休暇を申し入れたにもかかわらず病休が認められなかったことなどに起因したものであるとした。また、この責任は県教委と市教委にあるのに、両教委の報告書の大半が教職員との対立に割かれており、慶徳元校長提出した診断書の存在など有ったことがなかったかのように、教職員の対立がなかったことが有ったように書かれていると結論づけた。また、その後の若井教諭の府中市への転勤も違法であると断定した。
(広島県教職員組合発行 広島教育時報より掲載)
以上の資料に書かれている若井教諭の講演でした。
県教委や市教委の対応は…いったいどういうことでしょう。
人の命を大切にできない教委が教育を語れるのかと思います。
子どもたちを中心に据えて、先生と教育委員会が対等の立場で問題解決出来る環境が必要なのかもしれません。PR
No.358|日記|Comment(1)|Trackback()
世の中
2009/02/20(Fri)18:10
『もちつもたれつ』お互い様が必要かな?
何でも責任。じゃあね。
ごめんなさい。いいよ。が基本でしょ。
世の中にはいろんな人がいる。
だから
人の意見は聞く。
素直に行動する。
まあるいが日本人なのかも。
意味がちがう?かな
No.1|by ゴロね|
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