2008/09/04(Thu)19:15
今日は午前中に「人権研修会」に参加してきました。
広島大学の横藤田誠先生のお話でした。
全体的な印象は、とても解りやすくて良かった♪
研修会の構成は、最初「人権」ということに批判的な内容を資料として解説され、でも「人権」が無ければどんなことになるのか…そして最終的に「人権」とは何なのかをお話されました。
全て掲載することが出来ないので資料の見出しから想像ください♪
1.人権への「異議」?
●人権は利己主義の防御壁
●人権はイデオロギー
●人権が無軌道な子どもを作り出す
●人権が家族の絆を脅かす
2.人権は万能ではない
■人権は社会問題へのひとつのアプローチ
■人権はひとつの思想 絶対的なものでない
●人権の普遍性と「人権帝国主義」
■「なぜ人権なのか」には実は明確な答えが無い
■個人主義に基づく人権だけでは人は幸せになれない
■人がどう生きるかということを憲法・人権は教えない
※ここまでは、人権に対して批判的な例として紹介
3.もし「人権」がなかったら…
■奴隷制度 憲法14条「法の下の平等」
■女性差別 憲法24条「家庭生活における両性の平等と個人の尊厳」
■部落差別と「水平社宣言」
■「蟹工船」憲法36条「拷問は…絶対にこれを禁ずる」
■らい予防法
4.人権を尊重するにあたって注意すること
(1)(第一義的に)人権は公権力に対するもの
(2)人権は「請求権」何もしないと守れない
(3)人権の根底は「個人の生の作者」
■近代個人主義的な自立観の転機
■自立とは
(4)新しい「平等」観 機会平等
(5)最後に残る最大の壁 意識上の障壁
研修会の雰囲気だけでも感じてもらえたらいいな~と思います♪
個人的に印象に残ったのは
①「全国水平社宣言は日本が誇れるたいへん素晴らしい人権宣言である」
本当にそう思います。今年奈良に行った時、水平社記念館に立ち寄りました。
資料を見ても、胸が熱くなる感じでした。
②「人権は権力を持つ人に対する防御」
そうなんですよね。憲法も同じかもしれませんね。
最後に国際連合「国際障害者年行動計画」(1980年)
我々の社会は、障害のない人、障害のある人をはじめとしてさまざまな特質をもった人々の集まりであり、その様々な場においても障害のある人と障害のない人とがともに存在することがノーマルな状態である。
ある社会がその構成員のいくらかの人々を閉め出す場合、それは弱くもろい社会なのである。障害者は、その社会の他の異なったニーズを持つ特別な集団と考えられるべきではなく、その通常の人間的なニーズを満たすのに特別の困難を持つ普通の市民と考えられるべきなのである。
平和・人権の大切さを改めて感じた良い研修となりました。
横藤田先生ありがとうございました♪PR
No.304|日記|Comment(1)|Trackback()
今は、こんなもんかな!
2008/09/05(Fri)21:44
今からは自然に自己主張とお蔭様の感謝の譲り合いじゃないんかな~!
今日、I本さんから、カープツアーの確認があり後、市民球場で残り試合が17試合??位じゃけ~みんなといっしょに行きたいとの事!今月末くらいはどうかね~・・・・・・!
No.1|by 商副|URL|
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