最近いろいろな方と町はこれからどうすればいいのかと話しかけています。これだ、という話は聞かれません。今の現状についてはいろいろな意見が聞かれますが、肝心のそれではどうしたらいいのかが聞こえてきません。皆さん今のままではいけないと感じているのに、どうしようもできないって感じです。
以前、組合の広報誌でもし自分が町長なら何をしたい、と原稿を依頼したとき様々な意見がありました。また、10年後の町はどうなっているか、というテーマでも意見を求めたときも多くの意見をもらいました。組合員に限らず、職員はそれぞれ自分の思い、考え方をもっています。それを大きな声で伝えることが出来ないし、言う場所もない、意見を吸い上げるシステムもない、それが現実だと思います。
このブログは個人の日記でもあるし、憲法で保障されている表現の自由ということで、少々まずいかなーという所もあるかも知れませんが、思いのまま書かせてもらいたいと思います。
10年後の町は誰にも予測できませんが、今のままではたぶん町(主体を持った町)はなくなっていると思います。あったとしても大きな自治体に吸収されているでしょう。みんながそれ望むならなにもせず過ごせばそうなるはずです。しかし、今の町で10年後も20年後も、存在してほしいと望むのであれば、今誰もが真剣に考え、システムを変えていかなくてはならないと思います。
まず、財政の見直しです。
①最低限の事業しか実施しない(財政破綻したつもりで自主再建を今すぐ始める)。
②財政状況の説明を職員、住民に早急に行う。判りにくい説明でなく、中学生にでもわかる、分かりやすい説明が必要です。金額的なことでも、ある家庭にあてはめるように、年収入は幾らある(自主財源、交付税、補助金)、ローンは幾らある(起債残高)、貯金は幾らある(基金等)食費は幾らかかかる(経常経費、物件費や扶助費等)、その他一人当たりの予算額、借金、基金。今後の財政推計も必要です。交付税の減額、税収入の減額も考慮して10年後20年後までのシュミレーションも必要です。最悪のことを前提とした破綻シュミレーション。職員採用を10年間なしとしたときのシュミレーション。最低限の事業しか実施しないシュミレーション。再建可能な財政を確保するための具体的な方法の提示(補助金のカット、事務事業の見直しによる事業カット等)をおこなうことも必要です。分かりやすい現状の説明があり、いろいろな内容による数本のシュミレーションを見せる、そのためには具体的に何をどうする、という決意が必要です。間違ってはいけないのは、説明する場合、最終的にどうしたいという最終案を持っていることです。何も考えずに現状の説明だけでは、不安を招くだけとなってしまいます。現状を説明するということは、ある程度の決意があるということです。
次には組織の建て直しが必要です。
①財政状況から考えると人口8,000人足らずでは職員数の制御が必要です。極端に言うと現在の半分以下ぐらいに考えるべきでしょう。10年間は新規採用は抑えるべきです(しかし、生首は絶対に切らないことが条件です)。職員数を抑えると言うことは、支所は撤廃するべきです。本庁のみで充分です。管理職、補佐が多すぎます。部長制に戻し課を少なくしフラットにするべきです。3部制、6課で充分です。とにかく小さな行政組織とすることが必要です。
②昔ながらの規則、規約は時代の流れに沿ったものに変えるべきです。無駄なことはなくし、文書事務はスピードを速めるべきです。
③ものごとの決定過程を明確に、オープンにするべきです。
④人材育成の徹底が必要です。必要に応じ積極的に研修すべきです。
次には「まちづくり基本条例」の制定です。
①まちづくり基本条例の制定は行政の変革する姿勢をみせる絶好の機会です。行政も変わるし住民も変わらなくてはいけません。情報の共有化のもとの住民協働です。情報がオープンにならなければ住民と行政が協働してのまち作りはできません。条例化の大きな意味は、首長が変わっても精神は残っていくことです。
②パブリックコメントを進めることが必要です。当然基本条例にもうたわなければなりません。新たな施策、建物、制度等を行うためには、案を示し情報をオープンにし、住民からいろいろな意見を聞き、よいものは受け入れ、とんでもない意見は理由を付け返していく作業が必要です。色々な意見を聞いた後、再度提案を行い事業を進めていくという方法です。既に行っている自治体はたくさんあります。実際これを行うことは担当者は大変です。しかしこのことにより、大きな穴は小さくなり、小さな穴もなくなることもあります。この方法により、当初案より、より良い施策、より良い建物、より良い制度ができることとなります。
③広報やホームページの充実が必要です。情報発信は町の最も重要な施策です。当然担当者を置きホームページなら毎日更新するぐらいでないと意味はありません。もっと重要性を認識すべきです。
その他
①首長の熱い思いを、たまには全職員に向けてメールを発信すべきです。いま感じていること、世界情勢、スポーツ何でもいいから自分の言葉で語りかけてほしいと思います。
②首長には、特に若い職員と会話をしてもらいたいと思います。出張も大切だとは思いますが10回行く所を1回やめて、ゆっくりと職員の顔を見ながら雑談してほしいと思います。
思うまま書きなぐったため、誤字、脱字もおおいかと思いますが勢いだけでも感じていただけたら良いと思っています。
ふー疲れた。明日は夏休みをいただいて、博多まで遊びにいってきまーす。
PR
無題
2006/08/09(Wed)22:44
No.1|by 緑茶|URL|
Mail|Edit