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げーくんの日記

わたしは世界にひとりしかいません。そんなわたしが、日々の出来事で感じることや、ふと頭に浮かんだことを綴ります。お暇なら見てね。

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2024/11/28(Thu)21:44

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この町の行方

2006/09/08(Fri)20:35


今日もとても暑かったですねー。仕事で熊のオリを仕掛けに行きました。今年は例年に比べ山に食べ物が少ないらしくて熊の出没が多いようです。熊の生け捕り作戦のえさは何かわかりますか。ハチミツです。熊の大好物だそうです。熊も人間が怖くて、本当は人家の近くに行きたくないと思っているようですが、こう山に食べ物がないと、人家の近くの生ゴミ、柿を食べに行く必要があります。熊も生きる為に必死です。なんとか共存できる方法を探る必要があります。おばちゃんが言ってました・・・昔は山の芝刈りをしたりして、食べ物も充分あったろうに、今は年をとって山にもいかない。なるほど、山の手入れがされないことで、食べ物が育たず、人家に出てくるという構図なんですね。昔はお風呂や、ご飯を作るのにも、山からシバや枝を使ってましたからねー。生活の便利さが山の生態系を変えてしまっているということですね。

ある本を読んでいると、山形県の金山町の話がでてました。人口7,000人ぐらいの町です。その町はいままで合併をしたことのない町で、今回の合併論議においても住民との協議の結果、単独町政を選んだそうです。その町の凄いところは、全国ではじめて情報公開をした町だそうです。今ではあたり前のことになっていますが、町が自ら情報を公開することを始めた・・・凄い、凄すぎる。その町は早くから、住民と一緒の町作りを情報公開という手法を使って、住民に訴えたんだと思います。実際情報公開を宣言しても住民等からの住民請求はほとんどなかったそうです。これは行政と住民との暗黙の信頼関係が成り立っていたと思います。行政が情報は全てみなさんにお見せしますよ、情報をオープンしますから、一緒にかんがえましょうね、一緒に悩んで、知恵をだして、いい町にしましょうね。と考えたからです。もっと凄いのが、古い人家が建ち並ぶ文化がある所で、家の改修をするのに町が補助をしたそうです。最高50万、年間900万、20年で1億8千万を使いました。しかし家の改修は地元の業者が事業全体の8割を受け持ち、相当の経済効果があったようです。家の景観づくりを100年計画で実施しているようです。凄い、凄すぎる。いったい誰が考えたんだろう。
金山町は2006年4月に町づくり基本条例を作っています。我が町も少しでも早く町づくり基本条例を作りたいと思います。田舎の町であっても、町民全体で知恵を絞り、悩んで、悩んで、議論していけば、きっと何かが生まれると思います。この町の文化歴史を踏まえた素晴らしい町づくりが・・・100年先、200年先のこの町に住む人たちが、100年前、200年前の祖先の人はいい町を作ってくれたよねーと思ってもらえる町を、今生きる私たちが作っていきたいですね。


町が実施した、地域づくり講演会「辻駒さんの講演」は好評だったようです。講演後のアンケート調査の集計を見せて頂きました。非常に興味を持ったのは、皆さんの意見です。特に若い方の意欲に素晴らしいものがありました。感想の中には、こうあるべきだ、とか、こうしなくてはならない、まだまだ意識が低いようだ、などやっぱり他人事というのもありました。けど中には「いいぞこの意見」「なかなかいいこと書いてるな」「気合がはいっているな」と思われる意見がありました。まだまだこの町も死んでいない。まだまだ可能性がいっぱいあるぞ・・・。さすが辻駒さん(私が勝手に思う、私の町づくりの師匠)。この熱い気持ちが冷めないうちに、地域づくり、地域担当制を進めていかないと・・・。ただし目標や手段を明確にして、出て行く職員も、地域の皆さんも、気持ち良くワークショップが出来る体制づくりが大切です。行政の腕の見せ所です。行政の企画力があるか、ないかの問題です。企画がよければあとはスムーズに運ぶはずです。なぜか・・・どちらも、町を良くしたいと思っているからです。基本的な思いは皆同じです。あとはどう気分よく乗せてあげれるかです。


小沢一郎も最近本を出したみたいです。「小沢主義」だったかな。ぜひ読みたいと思います。安倍さんの本も読みましたが、いい事書いているようで、どこか違う・・・自分の国に誇りをもてる政策を・・・アメリカ追従で、1000兆円の借金は・・・中山間の過疎地にはいままでのような交付税はださない・・・道州制で町はどうなるのか・・・小沢一郎は何を思うのか・・・。自民党と民主党、どちらもあまり違わないような政策みたいです。憲法改正、教育基本法改正、市場原理主義、社会保障削減、障害者支援も下降、税金上昇、国民をそんなにいじめてどうするのって言いたい。社会的弱者を大切にしない国に愛国心なんか生まれません。都市にすんでいようと中山間の過疎地に住もうと、同じ日本という国に住む人間です。全ての人が幸せに暮らせる国づくりを期待できるかな・・・
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No.62|日記Comment(6)Trackback()

Comment

無題

2006/09/09(Sat)02:21

とりあえず道州制は勘弁

>国民をそんなにいじめてどうするのって
庶民からばかり搾取してる感は確かにありますねぇ('A`)
格差社会の原因もそれが一番大きいんじゃなんじゃないかと。
まぁ、平等を望むのならまず所得税の引き上げは必要だと思う。

No.1|by 緑茶|URLMailEdit

無題

2006/09/09(Sat)10:12

地域づくりワークショップ?広報不足では?うちには8日当日に広報誌が来て初めて知りました。ほんとに、住民を巻き込む気があるのかなぁ・・。っておもってしまいました。

No.2|by けいこ|URLMailEdit

無題

2006/09/09(Sat)10:23

緑茶さんコメントありがとう、格差の是正はどうしたら解消しますかねー。

No.3|by げーくん|URLMailEdit

確かにいわれるとおりですね

2006/09/09(Sat)10:28

けいこさん、初のコメントありがとうございます。確かに広報ひとつをとっても、行政の消極的な姿勢が伝わりますよねー、本気でやるなら、みんなと一緒にやろうと思うのならもっときめ細かく、PRや内容についての説明が必要ですね。今後もお気付きな事があればコメントお願いします。

No.4|by げーくん|URLMailEdit

ワークショップ

2006/09/10(Sun)22:21

こんばんはf^_^;
金曜日の研修楽しかったです。これを進める側になるのは…><;意見を引き出しやすくするのは難しいなと思いました。
自分の発想力の無さを痛感です。
午後は町内からは2~3人という感じでしょうか?
広報が遅くても何日に届くのかは考慮すべき点ですね。届いたとしてもギリギリですし、今回の場合、前回で送るべきで、それ以降を放送でPRするとか。ですよね。

No.5|by AKI|URLMailEdit

ご苦労さまでした

2006/09/10(Sun)23:31

研修ご苦労さまでした。楽しかったみたいで良かったですね。住民の方が少なかったのはとても残念です。どういったプロセスで巻き込んでいくのかが明確でないのが少し問題です。人の心を動かすことはとても大変なことですから、熱い意思を伝える行動が求められると思います。

No.6|by げーくん|URLMailEdit

Comment Thanks★

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